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2020-01-07

急性中耳炎から滲出性中耳炎に。耳が聞こえなくなってしまったので鼓膜切開をしました。

こんにちは。
メゾンフェナジェの原田かおりです。

昨年の12月31日の明け方に左耳が痛くなり、
大人になって初めて中耳炎になりました。
風邪を引いており、鼻を思いっきりかんだりしていたからでしょう。

これは余談ですが、日本のように鼻水をすする音は
フランスではマナー違反になります。
日本では人前で鼻を思いっきりかむことを躊躇してしまいますが、
フランス人はどんなに静かな場所であれ、思いっきり鼻をかんでいます。
逆に鼻をしょっちゅう、すする方が皆の注目を集めてしまいますので
ご注意ください。

夫に話したら、彼も耳が痛かったけど、そんなに長くは続かなかった。
だから酷い痛みでなければ大丈夫じゃない?とのこと。

31日に病院に行ければよかったのですが、
いろいろと予定もあり、痛みも我慢できる程度でしたので
そのまま様子を見ることにしました。

午後には痛みも引き、よかったと思っていたところ、
元旦のお昼過ぎから耳がこもり、聞こえなくなってきました。

自分で耳抜きを試みるも全く反応なし。
耳が聞こえないまま5日間過ごしました。

家族内でしたら、「え?聞こえない。もう一度言って!」と
何度も言うことができますが、
季節柄、お呼ばれも多く、初めましての方ともたくさんお話をする機会があり、
会話をすること自体が億劫でした。

昨日、ようやく子供たちの保育園が始まりましたので
近所の耳鼻科へ行ってきました。

痛くなった時は急性中耳炎だったけど、
今はもう滲出性中耳炎になっている。

鼓膜を切開して水を抜くか、薬を飲んで治すか、
どちらが良いですか?とお医者さまに言われました。

薬だとどれくらいで耳が聞こえるようになりますか?
とお尋ねしたところ、「人それぞれで分からない」とのこと。

鼓膜を切開する場合、痛いですか?とお尋ねしたところ
麻酔をするので痛みはありません。と言われました。

痛みがなくて、すぐに聞こえるようになるのならと思い、
切開手術をお願いすることにしました。

私が小学生の頃、鼓膜を切開した時は、
痛みが強烈で、もう二度とこんな思いはしたくない。
と思ったことを鮮明に覚えています。
術後の消毒にも長いこと通いました。

あれからもう30年以上、40年近く経っているわけですから
中耳炎の手術も進歩したんだなあと思いました。

まず、ベッドに横になり、麻酔をしていただきました。

こちらのページに私が体験したことが詳しく記載されていたため、
引用させていただきます。

まず麻酔を行います。
鼓膜の麻酔は麻酔液を電気分解によりイオン化し鼓膜に浸透させて行います。
麻酔液を外耳道に滴下し、その上にイヤホン型の電極を挿入して
腕に巻いたバンドとの間に11分間ほど微弱電流を流すと麻酔完了です。

麻酔による違和感を感じることはありますが、
鼓膜内側に水が溜まっていることに慣れてしまっている状態で行いますので
知覚は鈍く、痛みとして感じることはほとんどありません。

切開は麻酔した耳を下にして麻酔液を出した後に
最新型鼓膜切開レーザーを用いて行います。
鼓膜をモニターで見ながら直径1~1.6mmに設定した円形の穿孔を
0.2秒程度の瞬間に生じさせることができます。

切開後に痛むことはありません。耳漏(耳だれ)はあってもすぐ止まることが
ほとんどです。入浴は当日、洗髪は翌日から可能です。
中耳に細菌感染が残っていると耳漏が続くことがありますので
翌々日以降も続く場合は受診してください。
耳漏がなければ翌週の受診で結構です。

穿孔は早ければ1週間遅くても1か月以内には閉鎖します。
開存している間に中耳が十分に換気され、
耳管の働きが正常に戻れば再発しません。
閉鎖後すぐに再発(浸出液が溜まる)場合は数か月程度で
脱落するチューブ挿入を検討する必要があります。

上記のとおり、痛みはありませんでしたが、
まるで海の中に沈んでいくような、ゴオーッという
大音量の音には耐えなければなりません。

しかし、痛みがないというのは、本当にありがたいことだなと思いました。

手術は無事に簡単に終わりましたが、
また夕方頃から耳がこもり始め、手術前のように聞こえなくなってしまいました。

それで、今日もまた耳鼻科に行ってきたのですが、
もう鼓膜にかさぶたができていて閉じているとのこと。
でも、鼓膜自体に異常はないので、様子を見ましょうと
お医者さまに言われました。

鼻水が出て、それをかんでしまうので、
その影響でまた耳がこもってしまったのでしょう。

ということで、今も左耳は聞こえません。
早く、プツッと耳の空気が貫通しないかな。

年末年始に中耳炎になってしまったので、
今年は私自身の健康にも気をつけていきたいと思っています。

そして耳が聞こえるようになったら、次は歯医者さんに行きます!

 

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